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Madonna Lily (feat. ずんだもん)【作者本人による解説】

頭の中にあるストーリーテリングを忘れないうちに、個人的な備忘録も兼ねてここに記録します。

原曲はこちら

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歌詞

日本語

(Verse 1)

ごめんね 何もできなくて

つらかったね 苦しかったよね

ねえ目を覚ましてよ また一緒に過ごそうよ

ただ寝てるだけなんだよね 

(Verse2)

君に私は みえないけれど

いつも側で 見守ってたんだよ

生まれてきたことも 生きていたいことさえも

全部全部 奇跡なんだよ

(Chorus)

もう嫌なんだよ 泣きたくないよ

君の姿が 信じられずに

話を聞いてよ 無視しないでよ

どうして聞いて くれなかったの

一言言ってよ お願いだから

いつになったら 戻ってくるの

私に答えて 「うん」と言ってよ

君を愛して いたのに

歌詞の解説

ごめんね 何もできなくて

つらかったね 苦しかったよね

ねえ目を覚ましてよ また一緒に過ごそうよ

ただ寝てるだけなんだよね 

この部分は、霊安室にいる「死者」をみている時の「主人公」の心情を示しています。

君に私は みえないけれど

いつも側で 見守ってたんだよ

生まれてきたことも 生きていたいことさえも

全部全部 奇跡なんだよ

この部分は、「主人公」が普通の人間ではないこと、つまり「目に見えない存在」であることを示しています。

「いつも側で見守る」というのは、肉体を持った人間には不可能だからです。

もう嫌なんだよ 泣きたくないよ

君の姿が 信じられずに

この部分は、「主人公」の抑えきれない感情が爆発したことを示しています。

話を聞いてよ 無視しないでよ

どうして聞いて くれなかったの

これは、「死者」が死ぬに至るまで「主人公」を無視し、助言や愛の言葉を足蹴にしてきたことを示しています。

一言言ってよ お願いだから

いつになったら 戻ってくるの

私に答えて 「うん」と言ってよ

君を愛して いたのに

これは「死者」が「主人公」のところに立ち返ることを待っていたこと、しかしそれが実現しなかったことの悔しさを示しています。

曲が生まれた背景

この曲が生まれる最初のきっかけになったのは、RAPTさんのブログで「日本人が神様とその言葉を受け入れなかったので、裁かれることになった」ということが分かったことからです。

私もその時まで、日本人が神様の本当の愛を知って救われるようにと、ネットでもリアルでも多くの友人たちに伝えてきました。ただ、ほとんどの人がその話を信じず、私から離れて行ったという現実を経験してきたので、腑に落ちました。

そして、この時の残念さ、日本人が救いを拒否して自ら滅びの道に行っているという虚しさ、人間だけの愛し合おうとすることの無意味さ、そして人々の救いのために6000年以上努力されてきた神様の苦しむ心情を、どこかで表現したいという考えが芽生えてきました。

私はそのあと、大阪市阿倍野区の大きめの公園を訪れました。

周りを見渡してみると、公園には活気があり、人々は笑っていましたが、どこか不安なオーラを放っていました。

人々の見かけは、作りものの表情のようでした。

すると、突然思いつきました。

「ずんだもんを使った子ども向けの曲を作りたい」と。

当時、日本のYouTube上では、SSS合同会社の合成音声キャラクター「ずんだもん」を使用した動画が大流行していました。

解説動画がメインでしたが、ずんだもんを歌わせた曲もボーカロイド界隈で話題を集めていました。

そこで、私が「ずんだもん」を使用した曲を作り、まずは子どもに聴かせたら、無神論者の日本人にも(ずんだもんが歌っていると見せかけて)神様の心情を伝えられるのでは、と考えました。

しかし、これには問題がなかったわけではありません。SSS合同会社は、「ずんだもんは宗教NG」と書いています。

Q : 使ってはいけないのはどんなケース?​​

A : イメージが悪くなるもの、公序良俗に反するもの、政治、宗教が関係するものです​​

軽いパロディなどは問題ありません。​

風俗や公序良俗に反するもの、虐待をする/される、凶悪な殺人鬼になるなどキャラクターイメージを著しく悪化させるものに関してはNGです。特定の個人、政党、宗教団体を支援、又は支援するおそれがあると認められるものもNGです。また、特定の個人・団体を非難する、誹謗中傷する目的での利用もNGとなります。
https://zunko.jp/guideline.html

私としては「特定の個人、政党、宗教団体を支援、又は支援するおそれがあると認められるもの」を作るつもりはなかったのですが、この問題を回避するために、なるべく宗教的な要素を入れず、普通のJ-Popとして作ることになりました。それでも削除されるなら、私はSSSに対して「言論弾圧」だ、個人の”表現の自由”と”信教の自由”を侵害する「差別」だ、と主張できると考えたからです。

これが「ずんだもん自殺防止ソング」の始まりでした。

制作開始

家に帰ると、祈りを捧げ、DAWと五線譜エディタを開き、歌詞を考えます。

どうしたら宗教的な要素を減らせるか、ということも意識していましたが、「自殺しようとする人が何を求めているか?」ということも考えました。

自殺する人は、自殺によってこの世の苦しみからの救いや慰めを受けられ、心の安らぎを得ることを期待しています。

そこで、「チル感」を出すために、なるべく刺激的で複雑なスタイルを避け、音数を少なくし、歌詞もシンプルにすることにしました。

完成した曲を聴きました。アコギとずんだもんというシンプルなフォークソングになりました。

そして、キリスト教圏での葬儀用の花とされている「マドンナリリー」を曲名にしました。

しかし、「なんか違う、まるで恋愛の歌みたいだ」と思い、没にしました。

没曲から復活まで

とはいえ、このまま没にするのはもったいないと思っていたので、Discordコミュニティでその曲を「供養(没曲)」チャンネルに貼るなど、なんとも言えない葛藤をしていました。

そこで、「ある人」に出会いました。

「ある人」は、幼い頃から父親によって音楽の英才教育を受けていましたが、高校生の時に挫折し、工業大学に行っていた人でした。

そこで、「この曲はどう思うか」と聴かせてみました。

すると、音楽理論に詳しい彼は、「ここはこうした方がいいよ」と次々とアドバイスしてくれました。

アドバイスに従って作ってみると、没曲だったものが80パーセントくらい進み、完成に近づきました。

そこで私は勢いに乗って、当時日本で流行していた、ヒップホップのサブジャンルである「UKドリル」の要素も入れたり、一昔前に海外で流行したとされる「シンセウェイヴ」の要素も入れてみたりもしました。

そして、現在の形となり、SoundCloudに投稿するに至ったのです。

その後

それからというもの、大阪の無名ミュージシャンが作った曲など、グローバルの大海原では見向きされません。

そこで、「ニコニコ動画」にも投稿し、Twitter(現在のX)で宣伝してみることにしました。

なんと、「東北ずん子公式」が私の投稿をリツイートし、そこから注目を集めることになったのです。

私がクリスチャンミュージシャンで、ずんだもんの悲しい曲を作ったので、消されるかなと思っていましたが、このような形で「公認」を受けられたので、「宗教要素を入れずに、日本人に神様の心情を伝える」作戦は成功したことを確認しました。

証拠(プライバシーと著作権のため、画像の一部を加工してあります)

結び

今回の解説を通して、賢い人は、「主人公」がずんだもんではないこと、「死者」が誰かということが分かったと思います。

この曲を作ったのは、日本人が本当の神様を認め、その御言葉を伝えてくださっている方に従うことで、本当の意味で幸せになってほしいという想いからでした。

もし、このブログを通して神様について知りたくなったという方は、ぜひこちらをお読みください。

この記事を通して、読者の問題が全て解決し、より理想的な生活ができますことを、心よりお祈りいたします。


また、ハードコアを制作されているR-oa氏が特別にリミックスしてくださったバージョンも聴いてくださると幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


//xa.shinobi.jp/ufo/19051710r

作成者: Tsuikyu

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1989年6月4日 六十四天安门事件

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